大阪天王寺で鵞足炎でお悩みのあなたへ

query_builder 2022/03/21
膝について

スポーツをされている方で、歩くと膝が痛む、椅子から立ち上がると痛い、階段の昇降で痛みを感じるというような症状をお持ちの方は、「鵞足炎」の可能性があります。


鵞足炎とは、「がそくえん」と読み、脛の骨の内側には帯状に筋肉がついており、これがまるでガチョウの足のように見えることから「鵞足」と呼ばれています。


鵞足炎は炎症であるため痛みが引かない場合放置し続けると悪化してしまうこともあります。
今までのようにスポーツを続けるためにも、早期に受診し適切な治療を受けることが必要です。

鵞足炎の原因
鵞足炎の一番の原因はスポーツによる足の使いすぎ、オーバーユースによるものです。


サッカーや野球、陸上競技、バスケットボールやバレーボールなど脚の曲げ伸ばしを頻繁に行うスポーツ選手が発症することが多いとされています。


脛骨の内側についている縫工筋、薄筋、半腱様筋という3つの筋肉が繰り返しの曲げ伸ばし動作により摩擦を起こし、慢性的な炎症へと繋がります。


また、鵞足炎を引き起こしやすい要因として、「シューズのサイズが合っていない」「我流によりフォームが良くない」「慣れない運動をした」「準備運動をしていない」などが挙げられます。


また、中高年以上の方の場合、「変形性膝関節症」と症状が類似しているため注意が必要です。変形性膝関節症では鵞足よりも上、関節部分に強い痛みが発生します。

鵞足炎の治療の流れ
鵞足炎において手術が行われることは稀であり、一般的には手術をしない保存療法が行われます。


鵞足炎は炎症であるため、まずは安静にすることが求められます。また、1日に数回定期的にアイシングを行うことで炎症を鎮め、痛みを取り除いていきます。


同時にストレッチやマッサージも行い、緊張している筋肉をほぐし痛みを和らげていきます。


再発防止のためには弱ってしまった筋肉を鍛え、筋力を改善することも重要です。


そのためには適切な栄養補給も必要であり、医師から栄養指導を受けることもあります。

痛みに応じて抗炎症薬などの薬や湿布といった投薬治療も行われます。


これらの治療でも改善しない場合はステロイド注射が行われますが、これはすぐに症状が改善する効果があるものの数カ月後に痛みが出てくるというケースも少なくありません。


1,2回程度であれば効果を得られますが、何度もステロイド注射をすると癖になり、いつまでも良くならないという患者さんも多いため注意が必要です。

まとめ
ここでは、鵞足炎の症状と原因、治療の種類と流れについてご紹介しました。


鵞足炎の治療では弱って閉まった筋肉を鍛えることも重要となり、リハビリでは必要に応じて筋力トレーニングが行われます。


また、筋力改善には適切な栄養補給も大切です。
炎症は放置することで痛みが強くなる場合もあり、早期の受診と治療が肝心です。


スポーツを長く続けていくためにも、早期の回復を目指しましょう!

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